6月10・11日

6月10日。なんだかんだで11時に起きる。午後から出動して、翻訳実践論のレクチヤア。その後、ちょっとばかし事務作業をして帰途につく。さて、もうそろそろワールドカップの時期だが、相変わらず日本代表に対する視線は冷たい。なので、秘かにちょっと応援していたりする。実は。

6月11日。9時に起きる。午後から静岡へ移動。駅ビルで昼食をとり、東静岡駅前のバスで山のなかの劇場に向かう。はずだったのだが、その途中までしかいかないバスに誤って乗ってしまい、待っているのも時間の無駄なのでと、体力の無駄を惜しまずに残りの2キロを歩いて登る。天気は曇りで気温もそれほど高くはなかったが、さすがに山道(ちなみに歩行・自転車通行は危ないので禁止!)で汗がにじむ。15時半に目的地に到着して、16時からクロード・レジとのトーク。静岡のやろうとしていることの一貫性がすごく伝わるいい企画だったし、何より御年86才(85才のピーター・ブルックよりも年上!)のレジの「反逆児」ぶりには、驚かざるをえない。この時点ですでに「やられて」しまっていたのだが、夜公演(日本初演!)は本当に「やられて」しまって、しばらく立ち上がれず。偶然、通りかかった演出家に、拙いフランス語で思いを伝えられるという幸せを噛み締めつつ、下山する。会場で会ったEさんと一緒に「こばやし」というパルコ裏のおでん屋さんで食事。静岡までの「距離」が例年よりも短かったせいか、今日はエクスクラメーション・マークを3度も使ってしまいました。11時半にホテル着。