8月14・15・16日

・8月14日。土曜日。夜に下北沢へ劇団フライングステージという劇団の「トップボーイズ」という芝居を見る。キャリル・チャーチルの「トップガールズ」のゲイ版（オスカー・ワイルド、三島由紀夫、フレディ・マーキュリーなどが一堂に会する）で、二部構成（後半は同時代の社会が舞台）や、台詞がかぶる（現在ではそれほど珍しくなくなったが、たしか同時進行の会話にしるしがついている）というテンポも踏襲している。なかなか面白い企画だった。知人にあいさつをして帰宅する。

・8月15日。日曜日。昼は近所でマトンカレー。昨日まではまずまず涼しい日（30度くらい）が続いていたが、今日はニュースが騒ぐほどの暑さ。こういう日は買い物だ！ということで、吉祥寺にてパンツを３枚購入。その後、古本屋に向かうと、なんと『逆説俳優について』（1941）を発見！値札には弐千圓とある（元値は壱圓五〇銭）。なかなかお目にかかる機会もないので、背表紙の雌鶏に免じて、購入する。最近、ビブリオマニーでなのである（だって図書館にないんだもん）。さあ、帰ってしごと、しごと。

・8月16日。月曜日。先週脱稿した原稿の校正と、3週間後に〆切が迫った原稿の執筆。あんまり進まなかった。ああ、ひさしぶりに麻雀がしたい！（どなたか、やりましょう。秋の夜長に徹夜でマージャン）　今週はドイツに留学する友人の、再来週はフランスに留学する友人の送別会。体調を整えるため、今日は休肝日。夜はソーミンチャンプルーをつくって食べる。「ホンマでっか!?TV」は内容よりも、一般人の「身体」を見る番組らしい。その意味で、池田清彦とテレンス・リーは「蝶番」みたいな存在になっている（さんまにも近い位置に座っている）。