8月11・12・13日

・8月11日。水曜日。土産に吉祥寺「あまの」という和菓子屋さんで揚げまんじゅうを買い、午前中の新幹線で帰省する。祖母宅の周辺が一部きれいな石畳に変貌していた。だが、ここでも足りないのは歴史の重層性だ、と感じてしまうのは、昨日書き上げた文章のせいなのか?「考える」ためには何が必要なのか、という問題はここにも伏流している。たとえば、地図を3枚くらい重ねてみるというのは、面白い。どうせ県税を使うならば。

・8月12日。木曜日。午前中は墓参り。ぴったり1時間で合計4箇所を回る。昼はラーメンの出前。客は少ないらしいが、余計なことをしていなくて、東京の下手なラーメン屋よりも、はるかにおいしい。「○○ラーメン」(○には地名が入る)や「△と×のWスープ」といった凡庸な形容詞やキャッチーなフレーズには還元できないあたりが、いちばんの安心素材である。夜は、恒例の焼肉。レバ刺は夏場はないということで、牛刺を注文したが、あれは体によくない。

・8月13日。金曜日。夕方に東京に戻る。大学時代の友人と、浅草「うな鐵」にて、うなぎのたたき、肝刺し、うなぎ串、ひつまぶしとこれでもかと、うなぎを食す。さらば、夏バテ。しかし、実家に帰っていちばん驚いたのは、自分の体重である。なんだか身体が重いなーと思っていたことは思っていたのだが、物理学的な計算上も重かったらしい。高2のときの最高記録(65キロ)タイである。これは、なんとかせねば。