9月7日

・9月7日。火曜日。ここ数日、不規則かつ不足な睡眠が続いていたせいか、起きてみると16時。快眠だった。夢も、いい夢だった気がする。起き抜けに東銀座に出かけて、演舞場にて歌舞伎。演目は吉右衛門の「俊寛」、芝翫の「鐘ヶ崎」、富十郎の「うかれ坊主」、染五郎と孝太郎の「引窓」(最初の「猩々」には間に合わなかった)。吉右衛門の「俊寛」は、悔しいけど、よかった。幕切れの場面は、かくも長い場面であったか、と思い直すほど。

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ここのところ全然読んでなかったので、マンガを大量に読み込む(合計20冊ほど)。新刊は『神の雫』、『神様ドォルズ』、『東京怪童』、『僕はビートルズ』。下に書いた最近の作品と比べると、展開もスピード感も、かわぐちかいじのマンガだけ、ちがう(電車のホームに飛び込んで、50年前にタイムスリップって……ということ)。ハロルド作石の『7人のシェイクスピア』も読んでみようかと思ったのだが、ビートルズとかぶる気がしていたので、やめておいた。
既刊では『モテキ』、『海月姫』、『アイアムアヒーロー』、『高校球児ザワさん』。『モテキ』ははっきりいってなめていたのだが、作画のパロディ性(←角川=ケロロ的な)は秀逸だ。作者が女性だというのが、本当に信じられない。『海月姫』はベッタベタだが、そこそこ面白し。『アイアムアヒーロー』は古谷実奥浩哉ガンツ)をたして2でわった感じだが、実写化不可能という意味では、マンガの特性を活かしきっている素晴らしい作品。『ザワさん』はキャラ中心主義だが、嫌いではない。こんな妹いたらいいなと。