12月20日

・12月20日。日曜日。学部のときのゼミ教官の葬儀のため、横浜方面へ足を運ぶ。一学生が知っている先生の姿はほんの一部でしかないが、近しい人の話を聞く限り、やはり先生は先生だ、と思ってしまって笑った。もちろん笑っていたのはわたしだけではなく、ところどころ笑いが交じる葬儀であった。今季は病でずっと授業ができなかったそうだが、亡くなる数日前に学生を自宅に集めて「最後の」ゼミをやったのだという。なかなかできることではないが、ありそうな話だと思う。先生なら。いつでも「対話の人」だったからだ。ご冥福をお祈りする。