5月4・7・8日

・5月4日。水曜日。夜は世田谷パブリックシアターの恒例企画「日本語を読む」。時期も時期だから「ザ・シェルター」を観にいったが、リーディング公演の意味をはき違えている気がしてならない(去年も似たようなことを書いた気がする)。憤怒。昨年のコメント。http://d.hatena.ne.jp/dattyo/20100509  来年はいくのやめよう。

・5月7日。土曜日。締切の原稿を脱稿。本当は30枚くらいの紙幅となる予定も、ここ数週間の混乱から、10枚に減らすことになった。これはこれでコンパクトでよかったかもしれない。当初、イントロの部分は「地震原発については、躁か鬱のどちらかにある」という話をする予定だった。一生懸命何かを語ろうとして、情報を集めて、人を集めている人がいる一方、何もしたくない、沈黙のさなかにある人がいる。でも、案外どちらも似ていて、むしろ騒いでいる分だけ前者は面倒だったりする。何が「正しく」騒ぐことなのか、それが誰も言えないから躁鬱状態なのである。これが苦しい。

・5月8日。日曜日。昼はザ・スズナリに渡辺源四郎商店の「あしたはどっちだ」を観にいく。なべげんらしい、コンパクトで明確でユーモラスな芝居だった。2本立ての「どんとゆけ」を見ることができなかったのは残念。しかしどちらも小品という感じは否めない。30分程度のダンス作品を見ているような心地。アイデア勝負という感じもしない。会場でなんとSさんにお会いしたので、あいさつをして帰宅。仕事しなきゃ。