6月14・15日
・6月14日。蟄居。ひたすら事務作業(アーカイヴ構築)に時間を注ぐ。夜は予選リーグの日本対カメルーンを見てしまったので、せめてもの償いにメモを書き残しておく。
・初戦はNHK。実況アナウンサーがチキンハートで、ヒヤヒヤしてばかり。これは演出なのか。素だとしても不快だ。演出だったらもっと不快だが。
・GKは川島。開始早々、アドレナリンが出ている顔。口がへの字になっている。
・前半は互いに探り合い。気になるのは、本当にボールが「伸びる」らしく、センタリングがキーパーかファーも越えるかになることが多い。戦いにくそう。
・右サイドのエトーは下馬評通り、やる気があまり見えない。ただし、長友は頑張っている。
・この試合も、本田△がかんたんにボールを取られるシーンが目立つ。よくない。
・大久保は疲れると倒れるクセがまだ抜けない。勘弁してほしい。スロー再生で見るとたいして接触してないことが誰の目にも明らかなわけだから。
・途中、ちょっとだけピッチレベルの映像が映ったが、(少なくともサイドの)芝がすでにぼこぼこになっている。酸素の薄さよりも、足元のほうが気になる。
・とまれ、右サイドからのセンタリングが本田△の足元へ。しかし、あれだけボールウォッチャーになってるディフェンス陣相手に1点しかとれないのが、やはりワールドカップなのだろうか。
・前半終了後、アップに向かう中村の姿がちょっとだけ映ったが、サッカーメディアはこぞってナカムラのことを無視しているような印象。本田と長谷部(と川島?)のチーム、というコンセンサスがつくられつつある。
・長谷部の堅実な守備、川島の奇跡的なセーブ、ホンダの無理矢理な一発。期待されているのはこの三つ。
・無茶な話だ。
・最後尾と最前線で起こる「奇跡」のために、中盤が犠牲となる(具体的に言うと、遠藤、阿部、長谷部という攻撃センスのあるボランチ付近の選手が、守備に費やされる)のはどう見ても得策ではない。どうしてこんなことになってるのだろうか?
・これが「守りの意識を高める」ということの意味なのだろうか。そもそも、意識って高められるものなのか?
・というか、そう言ってる人たちは、本当に意識なんか見たいのだろうか?
・後半はそれが如実に表れていた。疲れてきたのもあるだろうが、最終ラインがずるずる下がって、なんだかちがう種類のスポーツをやっているみたいだった。ファミコンのソフトにこんなのがあったような気がしてきた。
・ほぼ全員が手足をひっこめた亀みたいになっている。
・亀は相手ではなかったのか?亀をいじめようとしたガキたちは、ロクな大人にならないと?実際、亀井さんをいじめた小泉チルドレンたちは、ロクな政治家にはならなかったわけだし。
・エトーは完全に抑えられていた、というよりも西武時代の江藤くらいのはたらきだったと言ったほうがよいだろう。
・ということで、中盤の態度にすごく不安が残った試合になった。よかったのは長友と松井と長谷部。オランダ戦はぜひ玉田を使ってやってほしい。あるいは、モリモトを。
・日本が1−0で勝ったことは、素直に喜んでおこう。琴光喜はちゃんと日本の勝利に賭けていただろうか。
・6月15日。雨。午前中から塾、午後に少し事務作業をして、夕方は例会。図書館が休館なので渋谷駅前のTOPSで珈琲を飲み、20時からBちゃんとYっしーと3人で新宿で打ち合わせ。決めるべきことは決まったので、近くの居酒屋に飲みにいく。瓶ビール3本。