6月18・19日

・6月18日。昼はシアターイワトにて「海バカ」(2回目)を見る。面白いことに、2回目のほうが、あっという間に時間が過ぎていく。断言するが、1回しかこの芝居を見ていない人と、2回以上見た人とでは、「読み」がだいぶ変わってくるはずで、そのことが、この作品の特徴を的確に捉えているように思われる。たとえば、今更ながら「カフェミュラーかよ!」というツッコミを自分に入れて、自分で吹き出してしまった。そういう芝居なのだね、これは。夕方から例会。参加者は実質3名で、ほとんどビデオ見ながら雑談で終わってしまった。明日は朝が早いので、まっすぐ帰宅するが、寄り道して一人で飲んでしまう、ホッピー5杯。

・6月19日。午前中、バスで静岡に向かう。2000円。静岡芸術劇場でワジディ・ムアワッドの「沿岸」。戯曲を読んだだけでは見えないものが、舞台上に「見える」いい舞台だった。それに、真剣な長セリフとおちゃらけたダイアローグが交互に織りなすテンポも、飽きさせない要因のひとつ。難点は、字幕に流される言葉の量が多くて、フランス語をまったく解さないお客さんには、ちょっと辛かったろうということである。でも、それは全体から見れば、わりと小さいことだったはず(ゼロだとは言わないが)。バスの時間まで知人数人とお茶をして、帰りは贅沢に新幹線で帰京。帰ってお好み焼きを食べながら、オランダ戦を見る。