10月30・31日

・10月30日。もはや土曜日。そして台風接近。昼は中野テレプシコールに上村なおかと笠井ジュニアの公演を観にいこうと思っていたが、断念する。夕方には小雨になったので外出し、予定通り、歌舞伎町の小さなスペースでARICA「家=女」を見る。残念ながら、演出自体はベケットの「真似事」にしか思えなかったが(臆見であろうか)、それでも所々は笑ってしまった(これを無言で押し黙って見ていると、難解だなあとかいう話になる)。今週は5日連続の劇場通いだったので、ヤマダ電機の横に出来た「大勝軒」にてラーメンを食べて(寒かったのでラーメンを食べたくなった)、大人しく帰宅した。3年半にして、部屋の蛍光灯を変える。実に明るい。

☆台風の去ってびっこの歌舞伎町

・10月31日。さてさて日曜日。新宿で2本公演を見た。1本目は、ゴールデン街劇場で東京乾電池の若手公演「ももからうまれた、ももたろう」(別役実)、人数がたくさん出るタイプの別役劇(といっても5人だが)は、役者どうしの呼吸が合わないだけで、へんてこな劇になってしまう。すべてがすべてそうだったというわけではないが、ちょっと残念だった。洗濯は鬼のいぬ間にするものだと思っていたが、神出鬼没という言葉もあるしな(「鬼」の意味がちがうけど)。その後、新国立劇場でこれまた若手のダンス公演。最後のC/Ompanyが面白かった。夜は、センター南に移動して、後輩主催のハロウィン・ナイト。少しだけ仮装をして、スペイン料理と赤ワインな夜を過ごす。

☆恋人もばけものとなる万鬼節