3月29・30・31日

・3月29日。火曜日。もうすぐ選挙だということで、各所に立てかけられた板にも候補者のセンスのない写真が並ぶ。しかし、いままで気づかなかったのだが、「ワタミ」というのは「渡辺美喜」の略なのだからして、全国にはこのようなあだ名をつけられている人がたくさんいるということなのだろうか。ワタナベミキコさんとか、ワタヌマミキオさんとか、みんな「ワタミ」である。漢字にだまされて、「ワ」「タミ」だと思っていたから盲点だった。フランス語をやりはじめてしばらく、「ポトフ」が「ポ」「ト」「フ」という3単語だということに気づいて以来の衝撃である。春がきた。

・3月30日。水曜日。年度末だというのに「春休み」などというものはなし。3月〆切の仕事が終わる気配を見せないが、昨年の「2」が面白かったということもあって、神楽坂のシアターイワトに時々自動の「うたのエリア3」を観にいく。昨年とはまったく違った様相だったが、それでも全員の呼吸(←伝統芸能における呼吸とかではなく、問題意識みたいなもの)が合っているから、少々長くは感じたが楽しめた。後半の寸劇は昨年同様。ゴドーは新国立絡みだろうか。知人Nさんと神楽坂在住のNさんと串焼き屋で軽く飲む。ビール1杯と黒ホッピーを3杯。

・3月31日。木曜日。朝起きると肩がばりばりにこっている。仮にも「てっぱん」という連ドラができそうなくらいだ。午後、整体で少しばかりほぐしてもらって、本屋でぶらぶらしていたら、家に戻る時間がなくなってしまって、そのまま横浜へ。忙しいときの横浜はかなり遠い。おまけに東横線が各駅のみの運行とは知らなくて、余裕をもって出たはずなのにぎりぎりの到着、たっぷりと寝たはずなのにうとうとしていた。神奈川県民ホールにて柳家三三の独演会。「崇徳院」、仲入り後に「不孝者」「花見の仇討」という三席。