5月18・19・20日

・5月18日。水曜日。午後から若い人たちの読書会に顔を出す。夕方は新橋演舞場にて「籠釣瓶花街酔醒」。以前、ラストシーンだけ見たことがあって、最後まできてやっと「ああ、この芝居か」と思ったのだが、発端から大詰まで上演するのは、明治期以来初めてとのこと。しかし、これをあえていま上演する意味がどれだけあるかね? こういうふうに思うのは、現代演劇であろうが、歌舞伎であろうが、同じである。ダンスや能はそういうわけにはいかないけれど。

・5月19日。木曜日。夕方から吉祥寺でHさんと仕事の打ち合わせ。お会いするのは2度目である。と思っていたのだが、2年前に一度劇場で紹介されていたらしい。うっかりしていた。あれがHさんだったとは。しかも、ぼくが4年間お世話になった先生の下でTAをしていたとのこと。妙なところでつながるものである。いろいろ劇団の話、翻訳の話、家系の話など、ほとんど同世代の人とこうして真剣に話すことも少ないので、ついつい酒と焼き鳥が進んでしまった。7時半から飲みはじめたのに、結局閉店まで。

・5月20日。金曜日。夕方、東京乾電池の「場所と思い出」をゴールデン街劇場で見る。夜に友人と麻雀があるのでとお先に失礼するつもりだったが、沖縄料理屋でついつい飲むことに。ある時間になると、沖縄のうたのパフォーマンス(ライブなどもやったりするらしい)が始まるのだが、最初は強制ではないとはいえ、最終的に半分以上強制になってしまうところが、難しかった。しかし料理は美味である。さて、自宅で久々に麻雀定例会。12時開始で7時頃まで。4半荘のうち2勝を収める好成績。