7月27・28・29日

・7月27日。水曜日。1週間ぶりに整体にいく。先週のフットサルから背骨の真ん中あたりがつっぱっている。その「つっかえ」をごりごりとってもらって駒場へ、時計台のなかでこっそりと行われていた「トポフィリ――夢想の空間」展に足を運ぶ。大学院のゼミで知恵を出し合って「空間の思考/思考の空間」をめぐる展示(?)を企画するというもの。まずは、あの時計台に向かってぐるぐると螺旋を描いてあがっていくというロケーションが面白い。逆に最後までためらいがあったのは「詩」という言葉。単純に「考える」に「感じる」を対置してしまっていたように思えたのである(勘違いかもしれないけど)。

☆病葉を時計台より見降ろせり

・7月28日。木曜日。夕方からゴールデン街劇場に東京乾電池の「いかけしごむ」を見に行く。「新劇風」の別役実だが、かっこがついている分、いろいろ考えさせられる。ああ、別役の台詞ってこう言ってもいいのね、と。角替が「受け」に回ったり、逆に前田が「受け」に回ったりと、演技のダイナミズムで魅せる芝居だった。終演後、N捨さんとT中さんとお会いしたので、新宿駅前のライオンで軽くビールを飲み、9時頃には早々に散会。

☆夏芝居ブルガリアから暗殺団

・7月29日。金曜日。夕方から研究会。バレエの『眠れる森の美女』『火の鳥』、もうひとつキャバレー風のバレエ作品を早回しで観る。バレエの観客は、舞台上のものだけを見ているわけではなく、やっぱり音楽の視覚化と考えないといけない。というか、逆に音楽が劇的なイメージを必要としていたと考えれば共犯関係か。そうすると「ダンス」の成立って、少なくとも概念的には19世紀末からであって、それ以前のものをダンスと呼ぶのは、仮に踊っていたとしても、ちょっと気が引けてくる…気がする。T堂さんがマンゴー味のシャンペンをもって乱入。その後、いつものアジア料理屋で歓談。

☆空蝉や試験時間を間違えて