8月17・18・19日

・8月17日。水曜日。一日中、部屋で翻訳。以前にも書いたが、半年前の自分の翻訳を見ると驚く。怒りすらこみ上げてくる。腹も少し出てきた気がする。気分転換に駅前の本屋で新刊を買い込む。丸谷才一『月とメロン』、幸田もも子ヒロイン失格』(またしても少女まんが)など。そして散歩。帰宅してパソコンが一部損壊。修論執筆中より愛用しているMac Bookだが、まさかの損壊である。キーボードを打つときに右手首のあたりがあたる部分(スリープ中に点滅するライトの上のあたり)のプラスチック部分が5センチほど、はがれ落ちたのである。買い替えようかなと思った矢先の出来事。やはり浮気はよくない。

☆新涼の裏道に猫集まれり

・8月18日。木曜日。午後から2週間ぶりの整体。体はまずまずの好調。夕方、停電で真っ暗の大学に荷物を取りに行き、その足で友人Rさんの誕生日のお祝いにために神保町に向かう。主に30代中頃の「若手」の皆さんが集合していて、そこに混ぜていただく。二度のシャンパン開放&ハッピーバースデー。H子さんもまた開放区。男という男の体を弄んでおられた。その後、RさんもH子さんも帰ったが、近くの別の店に移動して飲み直し。話していたら2時すぎになってしまったので、駅でしょんぼり座っていたO西さんを確保して、6人で三省堂近くのカラオケ屋にて一晩を過ごすことに。

☆月光や十八番はひばりとテレサテン

・8月19日。金曜日。早朝5時にカラオケ店を追い出され、とぼとぼとお茶の水駅からMさんたちと帰宅。M上さんとA子さんは、なぜかタクシーで帰っていった。6時すぎに帰宅して床につく。12時頃に起きて、午後は部屋で翻訳。夜は下北沢の駅前劇場で劇団東京乾電池の「そして誰もいなくなった:ゴドーを待つ10人のインディアン」を観る。駅前劇場史上最高の熱気。戯曲を読んだことはなかったのだが、この推理劇の「動機」は不条理というよりは、なかなか哲学的である。役者は、伊東潤&戸辺俊介のコンビが面白かった。眠たかったので神保町のお店に立ち寄る。広島よりKさん帰郷。12時すぎに帰宅、早めに床につく。秋の気配。

☆存在せぬものに降りたる秋の雨